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kaabii, segway

230627

 汗をかいて起きた。暑い言いながら家の廊下を歩いていたら、母に具合わるい?と聞かれた。そんなことはないと答えた。駅のコンビニでお昼ご飯を買った。壮観なほど惣菜や弁当が消えていて、みんな朝はやいんだなあと思った。わたしのお会計が終わって次の順番の方に、店員さんが「ああ、おはようございます!」と挨拶していて、それがすごく喜ばしい調子でつい振り返ってしまった。その人は27番の煙草を注文していて、このひとが煙草を吸っていること、朝にコンビニで買うこと、店員さんがそれを覚えていること、朝はそういう奇妙さがある。そのあと売店へ行ったとき、ついおはようございます、と挨拶が口を突いてしまった。コンビニでの出来事を覚えていたわけではなかった。高めの位置にあるちいさな正方形に近い小窓から日光がはいっていた。光の解放感、建物と規定の時刻によって汗ばむ窮屈さ、    売店にはがんがんにクーラーがはいっていて、ちいさい部屋の空気の動かなさがあって、エントランスから移動して急に冷たくなるものだから、それらはわたしに、これはなんだか合宿の朝のようだ、と思わせた。

 わからないふりをしなくていいのにと思ったし同時にそれにイラついていたし、わたしはもうわからないふりをしたくないんだとわかった。どうしているのが一番考えやすいかというのは離れてみないとわからないものだなと思った。喫茶店に入って、苺ショートが売り切れていることにがっかりした。4人座れる座席に通されそうになって、そこいいのか?とすこしうろたえていたら店員さんが「じゃあそこにします?」と言ってくれて逡巡したのばれていたのだろうかと不思議な気持ちになった。ツイッターを眺めて感情を動かして喫茶店をでた。帰りの電車では、いま読んでいる本をへんに読みにくい読み方していたことに気がついた。わたしがいつも言っているような比喩の置き換えが本の冒頭からずっと暗黙のうちに発生していたのに、わたしはぜんぜん奔放に読めていなかったなと思った。

 妹が学校を休んだことを教えてもらった。それから打ち上げをした。打ち上げ、しようと思ってしたんじゃなくて、今打ち上がれると思ったから遂行した、にすぎない。そこで作品がひとつあらわれて、わたしが扱うのは、扱えると確信するのはレディメイドだけだと思った。嘘かもしれませんよ。ただの行為と判別できません。帰り道からたしかにずっと気分がよくて、やっと終わった!と思った。これからきょうは、本の残りを読む。(!)

 

 

 君になる太陽が怒んだもん  色々過ぎたら新しくなるよ  君の舞う光 

  光っても過ぎたらまた  新しい歌  忘れられたくなるよ

  甘いけど

 

 

(耳中華 LIVE「笑う光」 - YouTube