Uyo.x,x,x

kaabii, segway

231204

 きのう帰宅してからきょう出発するまでに、到底人の生活をしていなかった。時計の短針が一周するのさえゆうに超える長さを寝ていて、家は寝るための巣だった。いま、きょうは深夜4時、まるで睡眠を分配したようなかんじになっているが、いまお風呂に入って髪を乾かして、いやに明晰な状態でこれを打っている。そういえば、1日を48時間として過ごしている友人がいる。今、それがかなりわかる。これは昼だ。

 ショック死みたいな寝方だった。耐えきれなさのショックで寝込んで毎日起きているのかもしれないと思った。把握編があれば実践編もあり、えー、常にその間にいる。いまは調子がいいから勘違いしているが、これも実践編の渦中である。(臆さないでいいのに!こういうのがみたい!)朝、光がすべて、すべて眩しかった。駅の構内から抜けて都会の信号へ並ぶ車を仰いだとき、フロントガラスに反射する日光がそれぞれ球を描いて連なっていた。視界が白く、日陰と白では目の様子が違っていてくらくらする。なにが、高校の教室のベランダで白すぎる雲を眺めていた日々、椅子に座る友人のうえに友人がすわり、そのうえにまた友人がすわって、心底たのしそうにお腹の位置に手を回している様子を思い出して、学校を恋しく思うことはほとんど、あえて思い出さないようにさえしているが、これを思い出してどうにもつらかった。これを欲するのはニュートラルな性欲かもしれないと思った。どうにもつらくて建物に入ったら、友人に会って泣いてしまった。チャーリーとチョコレート工場をみた。すこし歩いた。ビル外の間の、宇多田ヒカルが浮いていたあたり、あそこは建物の間が暗すぎて、屋内から外に出ようとした際、時間感覚が狂ったかのようだった。マカロニサラダは味が濃くて、マスタードとか入っているだろうと思った。自転車は暑さと寒さに相性が悪く、よいのは気持ちのいい風だけだと思う。あなたがたは全員頑張っており、頑張りが足りていないことなどなく、しかしわたしが教えられることなどなにもありはしないのだ。同じように、わたしが教わることができるのもきっと、本当はなにもありはしない。反復して染み込ませようと試みることしかできないだろう。暗闇の公園。わたしの一幕目をさっさと裏切るためだ。はやくもっとたくさん裏切りたい。