Uyo.x,x,x

kaabii, segway

231028

  妹を動員して、遊んでもらった。なんでこれをやるの?と聞かれて、一度ははぐらかして、二度目は率直に答えたら、神妙に納得していてその表情に驚いた。......去年の夏に家族で美術館へ赴いたとき、妹は浅い階層でおもしろいことにずっと気がついていた......それから出発して(気がまったく乗らなかったのを覚えている)、二度のインストールを試行する。一度ではなく二度。この二度目の冴えてるかんじが、文字通り洗練だと思った。ふたつの音量を揃えている時、対照実験だと思った。タイトルを考える仕事をまた請け負って、5分間に名前をつけれて、うれしかった。「7つの」、これは人数、「排他的経済音域」、部屋のなかの容態としてのモデル。

 黒と白のタイルの店で、ここに来るのは二度目。メタフォリカルだ、とこの日記のことを話したけれど、今日のぶんはむしろ象徴とは逆の方角を向いていると自分では思う。生煮えのことを話す時、喋るさいにすこしずつ内容に火が通るのを感じていた。ほんとうにへんなやりかたでやっていてごめんなさい、と思うのがわたしのなかのどこかにいる。気張ったことではないが、一生に一度もやっちゃいけないと思ってる、というのをきいて臓の周りの荊が引いていくようだった。自分でもわかっていても、どこかで陥落しきれないくだらない通説が凝固してあったのがわかる。一番難しくて一番気楽な応援でうれしかった。

 日記だけじゃなくて、なにかほかのテキストも公開したいと思った。新しくブログをつくるべきか、このサイトでカテゴリに分けて日記以外もつくるようにするか。部屋のはんぶんを目安に破壊することを決めて、意志がある模様替えはそれこそ仕事なのだから成功するだろうと思った。本棚と楽器をとりあえず移植しなおした。右足の人差し指だけ擦って血が出てしまった。