二年前になりましたか。日付の記憶です。おにぎりを砕いて海苔を乗せて食べました。眼鏡の歪みが遠近感があやしくなるほどひどかったのと、レンズの傷に眼球のピントの気をとられるほどの具合だったので眼鏡を替えにいきました。当初はレンズのみ交換してフレームは継続してつかう予定だったのですが、やんわ〜りと店員さんに交換を進められてので変えることにしました。フレームの一部も剥がれていました。黒縁で、銀の金具がみえる眼鏡をつかっていました。新しく買ったのはシャンパンゴールドの金具のものです。とても軽かった。
眼鏡は、水曜日にはお店に届くようです。視力もまた大分下がっていました。それからすこしして自転車ででかけました。契約によっては最終回だったのですが契約更新のお知らせが告知されて嬉しかったです。性質が後天的であることを前提に自分のことを考えますが、他人に対してはどの時点でも現在に対しての先天として捉えていることがわかりました。そのすべては克服可能であるようにみえます。どこに自分の強引さがあるか掴みきれていません。それからまた取り戻させる時間がありました。職業作家。さっと思いついたことがおもしろい棚をあけたのでうれしいです。目的がわからないままやりはじめて「いい」ものであるということを失念しているという失態があったかもしれません。必死でやらない方法を探していたかもしれません。どこで自分とであえるかわかりません。ただ手を動かすことはわたしにとってあの「うろうろ」と形容される彷徨いであるかもしれなくて、それをなくそうとすること、明快な外道を煉瓦の道でつくることでは、まだないのだと思います。あまりうまく言えません。逆向きに設置された歯車がどこかにある。ちいさく掬われるなと思います。
